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泳ぐ鳥、飛ぶ魚-私が描くのは現実にあるものを反転させたあべこべな世界。
そんな絵画の世界と現実の世界を重ねて見ると、物事の差異が際立ち、普段当たり前だと思っていた物事は慣れてしまっていただけで、まだまだ考える余地のある面白い素材だと再認識するのです。 同時にモチーフと人を比喩的に捉えており、人生に喜怒哀楽、幸不幸があるように、作品の中にもそこに至る過去と未来の時間が存在します。 泳ぐ鳥は、一つのあべこべの象徴であり、人の無意識として描いています。無意識の見つめる方向は、意識と共に変化しているように感じます。その根本は、不幸を退け、常に幸を探す状態ではないかと思います。 泳ぐ鳥が求めることを、泳ぐ鳥は無意識に見つめる。(堤康将) 【略歴】1983年熊本県生れ。福岡県在住。2008年九州産業大学大学院芸術研究科美術専攻研究生修了。2009年英展出展(田川市美術館・2012)。 2012年第2回アートアワードネクストⅡ入選。2013年第1回損保ジャパン美術賞展FACE2013グランプリ受賞。 個展/村越画廊(東京・2016)、ギャラリー風(福岡・2009,2011) 作品収蔵/九州産業大学、損保ジャパン東郷青児美術館、沖学園高等学校
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