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かつて、昭和31・32年に行われた一つの遺跡の調査により、考古学界全体を巻き込んだ論争が起こりました。それが“本ノ木”であり、いわゆる「本ノ木論争」です。
この論争は本ノ木遺跡の調査を契機としたものの、旧石器時代の終末と縄文時代の起源に関する歴史観の違いにより生まれた学説論争で、縄文文化の起源に関する研究は今もなお終わりを見せません。こうして現在まで続く論争の契機となったのが、“本ノ木遺跡”に他なりません。 平成27年に、昭和31・32年の調査報告書が刊行されました。平成28年12月には出土資料が津南町へと還り、ここに一堂に会することとなりました。60年間の研究を振り返り、現代的視点にて“本ノ木遺跡”を見つめ直します。
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