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トビタテ!留学JAPAN、146名が留学の成果をプレゼン

 東洋大学白山キャンパスにて9月3日、文部科学省が行う「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」(以下「トビタテ!」)第2回留学成果報告会が開催された。「トビタテ!」に参加した大学生136名、高校生10名の合計146名がプレゼンテーションを行い、審査によって最優秀賞、優秀賞、優良賞等に選ばれた20名の学生たちの表彰式が行われた。

◆2020年までに1万人の学生を海外へ

 「トビタテ!」は、2014年にスタートした、官民共同で取り組む海外留学支援プログラム。2020年までに約1万人の高校生、大学生を「トビタテ!」の派遣留学生として送り出す計画だ。単位取得を前提としたアカデミックな留学だけでなく、インターンシップやボランティア、フィールドワークなど多様な活動を含む留学プランを学生が自ら設計し、審査によって派遣留学生に選ばれた学生には渡航費や留学先でかかる費用が給付される。

 募集コースは、「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」「高校生コース」「地域人材コース」の6ジャンル。期間は28日から2年間。留学費用は、参加企業200社(2016年9月現在)の寄附金によって賄われている。

 すでに2,700名がこのプログラムに参加し、現在、第6期生を募集中だ(2016年10月24日まで)。

◆留学で得たこと、留学経験を活かしてやりたいことを発表

 報告会は、午前中、「トビタテ!」に参加し帰国した学生のうちの146名がプレゼンテーションを行い、自らの留学経験を発表した。午後は同じ学生たちによるポスターセッションが行われ、学生と来場者とが直接意見交換できる場となった。

 ポスターセッション後「代表派遣留学生プレゼンテーション」が大ホールにて開催された。支援企業・団体からなる審査員によって選ばれた9名の学生が登壇し、留学成果を発表。9人の発表は、留学を通じた成長、今後の期待、伝え方等から総合的に評価され、最優秀賞、優秀賞、優良賞が選ばれた。受賞者は文部科学大臣政務官の樋口尚也氏より表彰された。

 最優秀賞に輝いたのは、「理系、複合・融合系人材コース」大阪市立大学大学院工学研究科修士2年の儀賀大己(ぎがたいき)さん。トルコのイズミット湾横断橋建設プロジェクトにインターン生として参加。「最初は現地の人たちとの文化の違いや、信頼を得られないことに悩んだが、エンジニアとしての能力が認められ、責任のある仕事を任されるようになった。この経験を活かし、途上国にノウハウを伝授できる国際的な技術者になりたい」と夢を語った。

 優秀賞に輝いたのは、「新興国コース」広島大学大学院教育学研究科修士課程2年の伊達文香(だてふみか)さん。インドのNPO「Destiny Foundation」に参加し、インドで縫製の職業訓練を受けている女性たちの力を活かし、ファッションショーを開催。人身売買の被害を受けている女性たちが自信や達成感、内面の充足を得られることを目指した。今後は、先進国から受注してオリジナルの衣服をインドで制作・販売するビジネスを検討している。

 「トビタテ!」は、2014年8月にスタートし、すでに大学生1,900人、高校生800人が海外に日本代表として派遣され、現在、大学生1,000人、高校生300人が帰国している。帰国した学生たちは、今後、留学のエバンジェリスト(伝道師)として、自分たちの経験を学校内外で発表していくことが期待されている。

 最後に、プロジェクトディレクターの船橋力さんに、報告会2回目を迎えての感想や今後の課題について聞いた。

 「留学に行く前と、行った後では学生たちの目の輝きが違う。海外で自信をつけて帰ってくる人、自信を失って帰ってくる人がいるが、どの経験も将来において非常に有益なものになるだろう。また、『トビタテ!』の成功が、今後の日本の教育や留学の在り方を変える機運にもつながっていくものと思う。このプロジェクトは2020年まで実施することが閣議決定しているが、そこで終わらせてはいけないと思っている。そのためには、このプロジェクトの成果をもっと広く知ってもらい、賛同してくれる企業を増やしていきたい」
提供元:リセマム

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