スイス・ベルン出身の自転車選手で今シーズンを最後に引退したファビアン・カンチェラーラ選手(トレック・セガフレード)は、10月22日に栃木県宇都宮市で行われたジャパンカップクリテリウムが最後のレースとなった。
ジャパンカップクリテリウムではチームメートの別府史之選手をアシストし、大会二連覇に貢献。自身の引退にも華を添えた。 カンチェラーラ選手(右)が別府選手(中央)の二連覇を支えた 24日は東京都内のセガフレード・ザネッティ広尾店で行われたトレック・セガフレード来日記念レセプションにチームメートとともに参加。特製ケーキを贈られ、集まった関係者やファンに「日本のファンがずっと支えてくれたことが幸せ」と感謝の気持ちを表した。 来場した駐日スイス大使のジャン=フランソワ・パロ氏はカンチェラーラの引退を惜しみながら、言葉を送った。 「スイスのアスリートのなかでも大変素晴らしいアスリートで、スイス人の誇りでもあります。ここで引退したことで2020年東京オリンピックには参加しないということで残念ですが、違う形で参加してくれることを約束してくれました。スイス大使館にも遊びに来てください。カンチェラーラさんのこれからの人生の成功を祈ります」 8月のリオデジャネイロ五輪では男子自転車タイムトライアルで二度目となる金メダル獲得。いまだ他を寄せ付けない実力がありながらの引退だが、日本で彼の姿を再び見る機会はありそうだ。
提供元:CycleStyle
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