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【インドネシアモーターサイクルショー16】どのブランドもスポーツイメージやプレミアム感覚を訴求

インドネシア・ジャカルタ市内の見本市会場、ジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で11月2~6日、「インドネシアモーターサイクルショー2016」(IMOS2016)が開催され、会期中の入場者が9万人を超す盛況を見せた。

注目を集めたのは、スズキがワールドプレミアした『GSX-R150』と『GSX-S150』、ホンダの『CBR250RR』といったグローバルスポーツモデル、ヤマハがワールドプレミアしたスポーティスクーター『AEROX155』(アエロックス155)など。アンダーボーンフレームモデルからスクーターへのシフトが顕著な同国市場だが、早くも新たな付加価値を訴求する段階に来ていることを印象づけた。

GSX-R150は10月のインターモト(ケルン)でワールドプレミアした『GSX-R125』の姉妹モデル。フレームや基本メカニズムは共通で、排気量やチューニング、それに細かな装備が若干異なる程度。いっぽうネイキッドタイプのGSX-Sとしては初登場だ。ホンダCBR250RRはすでにインドネシアで発表済みだが、今回も注目度は抜群。展示車両には人だかりが絶えることがなかった。

ホンダではこのほか、11月中に発売するアンダーボーンフレームの新モデル『SUPRA GTR150』(スープラGTR 150)をベースにしたコンセプトモデルを展示。アドベンチャーモデルの装備を満載し、シティコミューター以上の付加価値をアピールした。また『CB500F』をベースにしたカスタマイズモデルも展示。これは社内で描かれたデザイン画をもとに、外部のカスタムショップが仕立てたものだという。

ヤマハはラインナップのスクーターへの傾注を鮮明にしつつ、同時に環境技術や保守・点検サービスプログラムの進化と充実をアピール。初登場のアエロックス155は排気量155ccで、ショー開幕直前にマレーシアで『NVX155』の名でワールドプレミアされた。『NMAX』のフレームやメカニズムをベースに、スポーティなスタイリングと装備をあしらったモデルだ。

カンファレンスで『Ninja650』をメインに紹介したカワサキは、『Ninja250』や『Z250SL』などのコンパクトスポーツを多数並べた。市場のスポーツモデルにたいする興味の拡大に応える展示内容だった。

インドのTVSは、2月のデリーショーで公開したコンセプトモデル『AKULA310』(アクラ310)にふたたびスポットライトをあてた。その理由は、これが同社のインドネシア生産拠点、西ジャワ州のチカランで作られることになるプレミアムスポーツモデルを予告するものだから、とのこと。
提供元:Response

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