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【山口和幸の茶輪記】税金は払うだけではなく、交付金投入イベントで自分に還元

一億総活躍社会の実現に向けて地方創生加速化交付金が支給されているが、サイクリング関連イベントにも使われているらしい。

将来的に必要とされるさまざまな予算に充てるためボクたちの負担は増える傾向にあるが、その一方で補助金投入によってお安く利用できるイベントもある。

東日本大震災や豪雨被災で観光産業にダメージを受けた茨城県では、助成金を投入して参加費をお得にした旅行会社のツアー造成に積極的だ。その中でも自転車を活用した旅行スタイルにとりわけ熱心で、「サイクリングを活用した誘客促進事業」のモニターツアーを提案し続けている。

■お得で満足度も高いモニターツアー

運輸業界の大手である国際興業は、2017年2月18日に『早春のいばらき♪食べ走りポタリング』と題して、観光バスにスポーツバイクを搭載して交通量の少ない茨城路を走るツアーを募集している。雄大な霞ヶ浦の自転車道をそう快にサイクリングし、筑波山のふもとでは旬の味覚のいちごを満喫するのだ。

ゴール地点では人気の温泉でゆったりとくつろぎ、茨城県産の豚を使った定食に舌つづみを打つ。サイクリングはもちろん、食・観光にもこだわったコースだが、茨城県の支援があって参加料は8800円(大人・子ども同額)。レンタサイクル付きで9800円と割安感がある。

霞ヶ浦の周回ルートは完全にフラットだ
旅行代金に含まれるものは入浴、昼食、サイクリング中の補給食・給水費用、現地サイクリングコーディネーター費用、保険代、貸切バス代・有料道路代。出発地は新宿駅西口の都庁横、東京駅近くの国際興業本社裏。スポーツバイクはトランクルームに設置したバイクスタンドに固定。定員は30人なので、豪華な観光バスにゆったりと乗っていける。

3月18日には上級者向けの『激走いばらき100kmライド!』が行われる。中級者以上のサイクリストを対象にしたコースで、定番のりんりんロードから雄大な霞ヶ浦の自転車道を駆け抜け、潮来、神栖市のサイクリングロードから太平洋へと向かうという。この回は距離にこだわり、100km走破を目指す。参加費は9800円(大人・子ども同額)。

東京都の「平成28年度地域資源発掘型実証プログラム事業」の一環として、伊豆大島のサイクリングツアーも数回行われてきた。前回は9月末で、モニターツアーの公募で選ばれた一般参加招待80人、大島在住サイクリスト招待20人、メディア招待10人の合計110人が参加した。2泊3日のサイクリング参加ツアーは交通費や宿泊、合計5回の食事がすべて無料。イベント参加者保険や御神火温泉入浴券もつく。そのお得感と満足度から知る人ぞ知る存在のツアーだ。

伊豆大島のサイクリングは無料で楽しめた
そんなサイクリングイベントがどうして無料になるのか? 

これは東京都の事業の一環で無料ツアーという形式を実現させたからである。伊豆大島も大規模土砂災害によって観光産業が停滞した時期がある。観光復興のシンボルとして自転車ツアーを開催し、それを通じて東京都心からアクセス抜群のサイクルアイランド伊豆大島の魅力を広く発信したいという趣旨があった。

東日本大震災の被災地で開催される複数のサイクリングイベントも助成金の対象となっている。参加費用の減額に充てられているかは定かではないが、運営に当たっての経費の一部を助成金でまかなっているようだ。このようにサイクルツーリズムは市民の健康ライフをバックアップする企画であることや、自転車安全通行の啓蒙、二酸化炭素排出削減などの具体的なメリットが多く、全国の自治体が予算を計上して開催することがトレンドとなっている。

公的予算がこれだけ還元されているスポーツは自転車以外にはあまりないのではと思うのだが、いずれにしてもサイクリストにとってはうれしい限りだ。自分たちの健康で快適なサイクリングライフを充実させるためにも、お得なイベントを積極活用するといい。
提供元:CycleStyle

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