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アニメはどんなビジネスに使えるのか? 「ガンダム」「ラスカル」を例に講義【AJ2017】

3月23日から26日、東京ビッグサイトにてAnimeJapan 2017が開催された。ビジネスデイの23日と24日は、AJ×ABPF アニメビジネス大学として様々な講義が催された。アニメビジネス・パートナーズフォーラムの協力の下、実例を伴ったビジネス講座を聴講できる。
23日に行われた「アニメビジネス入門:今日からはじめるアニメビジネス」では、望月克己(株式会社サンライズ/IP事業本部ライツ営業部ライセンス課 課長)、本橋修一(日本アニメーション株式会社/ライセンス事業部 プロデューサー)の2名が登壇。講座のナビゲーターを陸川和男(株式会社キャラクター・データバンク/代表取締役社長)が務め、過去の商品企画とその活用について講じた。

望月は「サンライズ・バンダイナムコピクチャーズによるアニメ作品の多種多様な活用例」と題して講義。サンライズ起業時から年代を追って、商品例を提示した。もともとサンライズは、商品利益からアニメ制作費を捻出する方針だったため、始めは状況に迫られて始めたアニメビジネスだったという。玩具にはじまり、文具、ふりかけなど子供向けの商品展開から、1979年放送の『機動戦士ガンダム』で中高生に向けたものにシフト。ガンプラの登場や小説化により客層の広がりを見せた。
あくまでアニメファン向けの商品だったものが、1995年『新世紀エヴァンゲリオン』からアニメの評価が上昇し、次第にアニメが一般化。それに伴いアニメビジネスのマスも成長していった。女性ファンの増加でさらに一般性があがり、ユニクロでアニメTシャツの販売が始まるなど、アニメが普段から目に入る存在となる。
2010年代現在、日本人口のほとんどがアニメ視聴経験を持つ時代になり、LINEスタンプやラッピング車両など、キャラクターは日常生活に寄り添うものとなっている。
時代流動に合わせた商品展開はもちろんのこと、望月は動画サイトの発展による旧作アニメとの接触についても挙げた。それによって放送を終えた作品のマーチャンダイジングも可能になり、アニメビジネスはより拡張性、自由度の高いものになることが見込まれるだろう。

本橋はアニメ放送から40周年を迎えた『あらいぐまラスカル』を例にして、世代を超えて愛されるキャラクターの活用について講義を行った。日本アニメーションは『世界名作劇場』や『ちびまる子ちゃん』をはじめ、ファミリーをターゲットにした作品ライナップを持つ。その中で『あらいぐまラスカル』は、当時の平均視聴率21.4%という非常に認知度の高い作品だが、ファンの年代に関する調査によると、1977年の放送当時に視聴していた層よりも若い世代がラスカルを好む傾向が見られた。それについて本橋は、アミューズメント景品展開やLINEスタンプの例を紹介。現在、若い層の中でラスカルは、アニメではなく、キャラクターとして定着しているという。
ラスカルを二頭身にデフォルメ、また表情を豊かにしたことで、キャラクターや店舗とのコラボ企画の際、相手の世界観に合わせることが可能に。コラボをすることで話題になり、さらなるファン層の拡大も期待できる。ロックバンドの氣志團とのコラボや、ラスカルの形をしたパンなど、実際に行われた様々な商品展開を見せながら、キャラクター活用の多様さやメリットについて解説した。

AnimeJapan 2017
ビジネスエリア:2017年3月23日(木)~3月24日(金)
メインエリア:2016年3月25日(土)~3月26日(日)
会場:東京ビッグサイト

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]

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