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ショートアニメ「天上大風」完成披露イベント決定 山本二三のトークショーも

江戸時代後期の禅僧・良寛を紹介するショートアニメ『天上大風』の完成披露上映会の開催が決定した。5月14日に新潟県・道の駅越後天領の里にて行われる。監督・美術監督を務めた山本二三のトークショーも予定している。

良寛は越後出雲崎に生まれた禅僧であり、一般庶民にわかりやすく仏法を説いたことで知られている。出雲崎町は良寛についてより広い世代に興味を持ってもらうために、ショートアニメ『天上大風』を制作した。現代の出雲崎町を舞台に、良寛と地元の少女との出会いを描いたストーリーとなっている。
監督には『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『時をかける少女』など、多くの劇場アニメで美術監督を手がけた山本二三を起用した。出雲崎の美しい風景をどのように表現したのか、アニメファンも注目の一作となっている。
キャラクターデザインはテレビアニメ「ドルアーガの塔」シリーズや、「アニメミライ2013」の参加作品『龍 -RYO-』などを手がけた高岡じゅんいちが担当。新しい良寛像を生み出した。

『天上大風』の完成披露上映会は、道の駅越後天領の里2階ホールにて、5月14日10時から開催される。上映後には監督のトークショーも行われる。
山本二三は1953年生まれ。1978年にテレビアニメ『未来少年コナン』で自身初の美術監督を務め、スタジオジブリ、マッドハウス、スタジオ4゜Cなど、多彩なアニメ制作会社の作品に携わってきた。2006年には『時をかける少女』で第12回AMDAward'06大賞/総務大臣賞を美術監督として受賞した。
本作については「良寛さまのことが好きで、今回の仕事をお引き受けいたしました」と語っており、良寛についての造詣も深い。トークショーでは幅広い話題を楽しめそうだ。

ショートアニメ『天上大風』上映会
日時:5月14日(日)10:00(開演)~11:00(終了予定)
会場:道の駅越後天領の里2階ホール

[コメント]
山本二三監督
良寛さまのことが好きで、今回の仕事をお引き受けいたしました。新潟とはいくつかのご縁があります。以前、新潟出身の作家、新井満さんと「希望の木」という絵本を共作したのですが、新井満さんが良寛さんの「戒語」を訳した本を読み、感銘を受けました。また、2015年には新潟市新津美術館で「山本二三展」を開催していただきました。
良寛さまのいろんなエピソードが好きですが、特に18歳の頃に出家したきっかけに心動かされます。名主見習の良寛さまは「盗賊の処刑に立ち会わされ、人の世のむごさ、命のはかなさを感じ出家した」というものです。楽しいエピソードや厳しい言葉、味わい深い書など様々なものが現代に受け継がれていて、本当に魅力的な人物だと思います。
余談ですが、先日別件で岡山県の倉敷に取材に行きました。22歳の良寛さんが約12年間修行された円通寺にお参りすることもでき、嬉しかったです。

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