ヤンマーのマリンディーゼルエンジンが、ヨットレース アメリカズカップ本選大会オフィシャルメディアボートのパワーソースとして採用された。

America’s Cup Event Authority（ACEA）は、ヤンマーをイギリス領バミューダで5月26日（金）から開催される35th America’s Cup Match, presented by Louis Vuittonの「OFFICIAL MARINE ENGINES PARTNER OF THE 35TH AMERICA’S CUP」に決定。

アメリカズカップ本選大会オフィシャルメディアボートのパワーソースとして、ヤンマーの8LV型インボードタイプマリンディーゼルエンジンを採用する。

第35回アメリカズカップ用のアメリカズカップクラス（ACC）レース艇には、アメリカズカップワールドシリーズで採用されたAC45F艇の性能を上回る新デザインが採用されており、ACC艇の速度が50ノットにもなることから、オフィシャルメディアボートにはレース展開をフォローし、ACC艇に伴走できる性能が必要となる。さらに、メディアボートのエンジンは、排出量規制を満たしつつ、ハイパワーで耐久性が高いことが求められる。

ヤンマーの8LV型インボードタイプマリンディーゼルエンジンは、こうした要件を満たすことから、オフィシャルメディアボートのパワーソースとして採用された。本選大会のオフィシャルパートナーにマリンエンジンメーカーが選ばれるのは、アメリカズカップ大会史上初めてのこととなる。