『平成28年度JOCスポーツ賞 表彰式』が、6月9日に東京国際フォーラムで開催された。女性スポーツ賞には、スポーツコメンテーターの宮嶋泰子さんが輝いた。

メディアとして女性スポーツを取材、また難民キャンプでのスポーツ支援や、日本にいる難民のためのスポーツイベント支援を長年に渡って行ってきた宮嶋さん。国内外でスポーツ文化活動を促進させてきたことが受賞理由となった。

「活動へのモチベーションはどこからくるのか。また、スポーツの価値をどのように考えているのか」と質問を受けた宮島さんは、以下のように回答した。

「かれこれ40年前からアスリートを取材していますが、（アスリートの）練習を見る度に、私ももっと頑張らなきゃ、これじゃダメだ、と思わされていました」

「難民キャンプでのスポーツ支援や、日本にいる難民の方々のためのスポーツイベント支援は10年ほど前から始めましたが、トップアスリートだけじゃなくても、スポーツが人生を素敵にしてくれることを、すべての人に享受してもらいたいと思ったからです」

「また、難民の三分の二は女性と言われています。この人たちにもスポーツの喜びを知ってほしいと思った。一人ひとりの人生を彩るために、衣食住だけでなくスポーツを通して支援をしたかった」