Hondaウエルカムプラザ(東京・青山)で7月17日(祝・月)におこなわれた『鈴鹿8耐 40周年記念トークショー』。司会のピエール北川さんが、伊藤真一選手(Team SuP Dream Honda)に問いかけた。
---:乗られてない時期があったのでは? 伊藤選手:いや、(鈴鹿8耐は)3年ぶりですので、“たった3年”ですよ! ---:(ブランクが)長いですよね? 伊藤選手:まぁ、去年も一応、8耐のワークスマシンの開発で走ったりしていましたから(大丈夫です)。 ---:たしかに、高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)のバイクの味付け、確認など、そういったところで走られていましたものね。チャンスが掴めれば、またこの舞台に返ってきたいと考えていたのですか? 伊藤選手:いつも「出たい、出たい」って言っていたんですけど、今年、ホンダのバックアップを受けて出させていただけることになったので、待っていて良かったなって思います。 ---:過去4度の優勝のうち2回は、お隣にいる宇川さんとのコンビでしたね。 宇川さん:いろいろありましたね。じつは(1997年は)ラスト30分くらいでエンジンが壊れていたんですよ。雨が降っていたので、それほどラップタイプの落ち幅が大きくなかったので、なんとかなりましたけど。 伊藤選手:あれ、クラッチじゃなかったっけ……? ---:20年前のことですからね。 宇川さん:(記念すべき)20回大会だったんですね。ゼッケン33だったんだけど「サンサンと輝く」になって「さんざん苦労する」にならないといいねって話していたんですよ。 ---:伊藤選手にとっての鈴鹿8耐とは? 伊藤選手:大事で重要なレースです。97年に、(96年の)世界GPでミック(マイケル・ドゥーハン)にまったく歯が立たず帰ってきて、「鈴鹿8耐で勝ってくれ」と言われて、そこで何とか勝つことができて、今の自分があるんだと思っています。8耐のおかげで自分としても自信がつきましたし……。自信が戻ったのかな。 ---:では、まだまだ走ると? 伊藤選手:(鈴鹿8耐は)レギュレーション上、60歳まで走れるらしいんですよ。だからまぁ、60まで走ろうかなぁって思っています。 伊藤選手は1966年12月生まれの50歳。この言葉に、会場は大きな拍手が沸き起こった。
提供元:Response
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