7月19日、都内で錦織圭選手の「リクシル すすめる、ユニバーサル。」公式アンバサダー就任式が開催された。

LIXIL（リクシル）CEOの瀬戸欣哉氏によると、「ユニバーサル社会」とは「性別、国籍、障害、年齢を越えて、誰もが個性や能力を発揮し、他者を尊重できる」社会のことだという。

錦織選手は、「リクシル すすめる、ユニバーサル。」公式アンバサダーとして、テレビCMやリクシルホームページ上で展開される企画に出演する。

22日から公開されるCMのお披露目も行われた。CMの舞台は記者会見。錦織選手が英語で受け答えをする中で、「ユニバーサル社会」のコンセプトが織り込まれていくというもの。自身の登場するCMを改めて見るのは、本人も照れ臭いものがあるようだった。


「恥ずかしいの一言です。会見は慣れているのですが、演技もあり、その中で（記者会見を）やるというのは大変でした」（錦織選手）

「普段の記者会見でも、堂々と報道陣に答えられていますよね」と触れられると、「カメラの前で話すことや、記者会見のような雰囲気は緊張するし、そんな好きではないのですが、IMGアカデミー（アメリカ合衆国フロリダ州にあるスポーツトレーニング施設。錦織選手も通った）では記者会見の予習などのレッスンを受けるので、慣れているかもしれません」と明かした。

続けて、「“熱い方”のおかげでいろんなレッスンもしましたし、泣かされたこともありました。そういったキツい教訓があったというのもあると思います」と松岡修造の指導が、メンタルを強化したことについても言及した。

CMには「にしこリクシル！」と錦織選手が決めポーズで叫ぶシーンがあり、ここについては「一番恥ずかしかった。考えた人はすごいなと思うし、響きもいい。いろいろな人に言ってもらいたい」とサービス精神たっぷり。



壇上での再現を促されると、はにかみながら「にしこリクシル！」と応えていた。