逗子駅からバスで10分ほど、葉山マリーナに隣接するレストラン「ラ・マーレ」で、大人の遊びを楽しむことが出来ると聞きつけ、訪れた。

ラ・マーレはマリーナに隣接しているという立地から、海を一望しながら本格的なフレンチが堪能できる老舗レストランだ。マリンシーズンもいよいよ本格化し始めた7月30日、このラ・マーレが40周年を迎えるということで、「40th Anniversary Summer Party」と題した記念イベントが行われた。

エントランスをくぐるとトライアンフ『TR3』がお出迎え。立食形式の店内では、魚介や野菜など葉山の食材がふんだんに取り入れられた食材が並びシャンパンがふるまわれる。ドレスコードが「White & Gold」ということで、白の衣装に金のアクセサリーを付けた男女が談笑しながら、本格フレンチを楽しんでいる。最上階である3階には、カジノスペースもあり、「バカラ」や「ルーレット」に興じることもできる。

マリーナに隣接しているだけあって、「海的な演出」も忘れない。メインイベントはナイトクルージングだ。湘南の潮風を受けながら、夜のクルージングを楽しむ…これほどの贅沢はなかなかない。クルーザーは40フィート級。ゆったりと波に揺られながら対岸の灯りに見とれる。ちょっとした非日常の体験は、会話にも自然と花を咲かせる。

極上のフレンチとクルージング、というと高嶺の花のようだが（実際クルーザーの値段は超高級車並みだ）、近頃はレンタルして気軽に船上パーティを楽しむという向きもあるらしい。これもまた、有意義な大人の遊び方だ。免許を取るのも簡単…ということなので、いつか筆者も挑戦してみたいと思う。

ともあれこの一夜限りの贅沢なイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。今回訪れたラ・マーレは普段は落ち着いた雰囲気のあるレストランだが、地元でも有名な人気店でなかなか予約を取ることも難しいのだとか。とはいえ、夏の海とフレンチの組み合わせは大人の夏の楽しみ方としてはこれ以上ない選択肢のひとつとなることは間違いない。

協力　ラ・マーレ