激しくぶつかり合い、「氷上の格闘技」と呼ばれるパラアイスホッケー(別名:アイススレッジホッケー)。日本代表は先日、平昌パラリンピックへの切符を獲得した。
出場権獲得に貢献した日本代表の若きポイントゲッター・上原大佑選手。トリノ、バンクーバーパラリンピックと過去二大会に出場し、トリノパラリンピックでは日本人選手最多ゴールを決めるなど、チームでは最年少ながら世界のトッププレイヤーの仲間入りを果たした。 上原大祐選手 一度は現役を退き、今年現役復帰をした上原選手は、タレント・高橋みなみがパーソナリティを務める『高橋みなみのこれから、何する?』の公開収録に参加した。高橋さんに突っ込みを入れるなど、収録は終始和やかに進んだ。 スレッジと呼ばれる専用のそりに乗り、スティックを両手に持ちプレーするスポーツ・アイススレッジホッケーを始めたのは、大学2年の時だったという上原選手。「それまではピアノとトランペットをやっていて、音楽家を目指していた」という。 「当時、車いすを売ってくれていた会社の社長さんがアイススレッジホッケーをやられていて、『お前ほど車いすを壊す奴はいない。そのやんちゃっぷりがホッケーに向いているから来い』と言われて始めました」 競技を始めてわずか4年で日本代表に選ばれた。しかし2014年、自身のブログで現役引退を発表。そして今年、再び氷上に戻ってきた。 「トリノやバンクーバーの時は、自分の首にメダルをかけることが目標でした。引退後、立ち上げたNPOで子どもたちとふれ合う中で、『上原さんが氷の上にのっている姿を見てみたい』と言われました。自分がプレーすることで子どもたちに『パラリンピックって面白い、目指したい』と感じてもらえばと思い、復帰を決めました」 自身の目標のためではなく、未来を担う子どもたちのために。NPOを通して抱くようになった新たな想いを胸に、上原選手は平昌パラリンピックを戦う。 トリノ、バンクーバーの二大会を戦い抜いたスレッジはすでに傷だらけだった 来場者からの「アイススレッジホッケーを始めていなかったら何のスポーツをやっていたか」という質問には、「今、バドミントンをやっているんです」と驚きの回答。 「2020年は夏季なので、アイススレッジホッケーでは出場できないので…。やっぱり東京パラリンピック出たいじゃないですか」 2020年もプレイヤーとして活躍したい。積極的な姿勢でスポーツに取り組む上原選手に、高橋さんも思わず「貪欲ですね」と声を漏らした。 公開収録の内容は、11月12日(日)19時からのTOKYO FM『サンデースペシャル』の中の『これから、何する?エクストラ! 高橋みなみのパラアスリートに会いたい supported by TEAM BEYOND -TOKYO パラスポーツプロジェクト- 』にて、今回のイベントを55分に凝縮してオンエアされる。 学祭はしごでございます!早稲田祭2017 1日目にもお邪魔しました!ゲストに、パラアイスホッケープレーヤーの上原大祐 選手をお迎えしました色々なお話を聞かせていただきとても楽しかったです!来てくださった皆さんありがとうございました pic.twitter.com/SV4SvwEQUS— 高橋みなみ (@taka4848mina) 2017年11月4日
提供元:CycleStyle
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