9月19日、十勝スピードウェイで「86S(ハチロックス)」が開幕した。
12時からスタートしたイベントで最初のプログラムとなったのは「ウェルカムラン」と呼ばれるプロドライバーによるサーキット同乗走行。 旭川からイベントにやってきた20代のカップルは「自分が普段乗っているクルマと同じとは思えない、サーキット専用車だと思ったら、市販車と同じでビックリした」と興奮気味に話す。 一方、石川県から夫婦揃って参加した60代の男性からは「昔からサーキットを走っていたのでノーマルではちょっと物足りないかな」と少々辛口なコメントも聞かれた。 札幌から参加した9歳の男の子が「『86』はラジコンで持ってるけど本物はカッコいい! コーナーで踏ん張るのが大変だった」と話すと、以前サーキット走行を楽しんでいたというお父さんは「やっぱりプロドライバーの運転は違う。自分でも運転したくなった」と述べた。 予定より1時間早められ午後2時から開始した開会式は、ピストン西沢氏の司会のもと和気あいあいと行われた。マーケティングディレクターの喜馬氏は「86S恒例の晴天で、皆さんもってらっしゃる。明日も晴れるということで、2日間十分楽しんでください」と挨拶し、その後行われた写真撮影では86S恒例の決めポーズで参加者全員が写真に収まった。 コンテンツの合間では参加者どうしで談笑する姿があちこちで見られた。参加者の約半数が北海道からの参加であったが、中には、奈良を出発し敦賀から19時間かけてフェリーで来たという猛者もおり、遠路はるばるやってきた者同士、世代を超え86を媒介に打ち解けている様子だった。 今回で5回目となる86S。参加の理由を聞くと、「サーキットを走れるので」との応えが多かったが、今回のイベントは多数の86レンタカーも用意され、オーナー以外の参加者も多く見られた。 地元帯広から参加した20代の男性は「地元で乗ったことがないクルマに乗れるので参加した。グランツーリスモの影響でAE86が好きになりクルマにのめり込んだ。ゆくゆくは86のようなスポーツカーでサーキットを攻めてみたい」と思いを熱く語った。
提供元:Response
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