人気の特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズが、この秋に初のアニメ作品となった。テレビアニメシリーズ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』が、10月3日より放送をスタートする。放送に先立って、9月18日には東京・新宿バルト9にて完成披露試写会が開催された。
舞台挨拶には、キャストより浪川大輔さん、堀内賢雄さん、野村勝人さん、朴ロ美さんが出演。さらに林祐一郎監督とシリーズ構成の小林靖子さんも登壇し、トークを繰り広げた。なんとも豪華な一晩となった。

主人公・レオンを演じるのは浪川さん。第1話では「（セリフが）4言だけでした…」と苦笑い。しかしここまでのアフレコを述懐し「収録は結構ハードで、時間をかけて丁寧にやっています」と明かした。
ガロの称号を受け継ぐレオンについては「第2話以降、ガラリと変わっていきます。青臭く、感情がむき出しになるようなところもあります。これから成長を見せていけたら」と語った。

レオンの父で魔戒騎士ゾロことヘルマンを演じる堀内さんは「エロかっこよかったですね！」と第1話での自身の活躍ぶりを振り返った。
そして「奔放で無類の女好き」と言うキャラ紹介の内容に触れつつ「それだけじゃ表せない深さがあります。やる時はやる！ 決める時は決める！ いまの時代のかっこいいパパかもしれないです」と力強いコメントを見せた。

ヴァリアンテ王国の王子・アルフォンソ役の野村さんは「まだ国を治めるには未熟なところがありますが、これからどう成長していくのか？ 楽しみです」と今後に向けて意気込みを明かした。
第1話で登場シーンがなく、最も謎に包まれているキャラクターが朴さん演じるエマ・グスマンだ。朴さんは「すごい過去を持っていて、毎話見るごとに分かってくると思うのでお楽しみに！」とファンの期待を煽った。

林監督は「ストーリーが濃すぎて、打ち合わせでもアイディアがたくさん出過ぎて、どうしても盛り込めないところもある」と質が高いがゆえの悩みと苦労を吐露した。小林さんも「（原作者の）雨宮（慶太）さんから”アニメは全く別物でいい”と言っていただいたので、実写では作れないものを作りたい」とアニメならではのオリジナリティを強調した。
最後は朴さんからは「また大きなスクリーンで私も見たいので、みなさんの応援で劇場版まで行けたら！」と映画化を見据えた発言も飛び出し、会場は期待を込めた熱い拍手に包まれた。
[高橋克則]

『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』
http://garo-project.jp/ANIME