韓国のヒュンダイモーター(現代自動車、以下、ヒュンダイ)は12月10日、『ツーソンFCV』に搭載される燃料電池システムが、『ワーズオートワールド』誌の「10ベストエンジン2015」に選出された、と発表した。
10ベストエンジンは1995年から開催。「エンジンオスカー」と称されるように、エンジン性能に着目して優秀な10台を選ぶ賞で、エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者が10エンジンを選ぶ。 選考条件は、2015年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は6万ドル(約710万円)以下に限定される。よって、フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』などのスーパーカーは除外された。 10ベストエンジン2015に選ばれたのが、ツーソンFCVに搭載される燃料電池システム。同車は2014年6月、米国カリフォルニア州でリース販売を開始。最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。 最大航続可能距離は425km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエンジン車と同等という。 『ワーズオートワールド』誌のドリュー・ウインター編集長は、「ヒュンダイのエンジニアは素晴らしい仕事をした。それは、先進の自動車技術をファミリーカーに採用し、消費者に優しい車を実現したこと」と、コメントしている。
提供元:Response
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