日本ギフト対象選考委員会は5月18日、東京都内で第1回表彰式を開催。日本ギフト大賞2015として選出された53賞が表彰された。
誕生日、お歳暮、お土産など、さまざまな機会に贈られるギフト。受け取る側だけではなく、贈る側の心も和ませる日本固有の文化と言える。こうした"ギフト文化"は各地の個性的な商品にもスポットを当てることで、日本中の文化と産業を活性化させていくに違いない。そんな思いから「日本ギフト大賞」が設立された。 53賞は、都道府県賞の47賞も含んでいる。日本ギフト大賞は、2014年中にギフト商品・サービスとして販売実績があり、2015年以降も販売の継続を予定しており、以下の3つの要件を満たしている商品・サービスを対象とした。 1.独自性…差別化された価値や地域に根ざす棟の独自性を持ったギフト 2.創造性…新しいギフト習慣を生み出す創造性豊かなギフト 3.社会性…日本のギフト文化への貢献や活性化につながるギフト 応募は日本ギフト大賞公式サイトおよび幅広い分野から選出された選考委員会からの推薦によって行われ、上記の独自性、創造性、社会性の視点に加え、売上、話題性、消費者レビュー、特色についてそれぞれ5段階で評価された。 日本ギフト大賞選考委員長の永井多恵子さんは、「贈り物はお礼の気持ちを示すと同時に、贈る側のセンスが試される機会でもあります。このギフト文化が人の心をつかみ、日本人の心が円熟していくことを願っています」と挨拶した。 【日本ギフト大賞、第1回表彰式 続く】 ■日本ギフト大賞2015各賞 ・話題賞「三越伊勢丹のライオン像 日本体育大学への寄贈」 ・プレミアムギフト賞「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」 ・コーヒーギフト育成賞「AGF コーヒーギフト」 ・和食ギフト普及賞「森永絹ごしとうふ」 ・音楽ギフト賞「楽器演奏 聖歌/音楽ギフト」 ・地方文化交流賞「日田市(大分県)、伊那市(長野県)、井上酒造の3者」 その他に都道府県賞の47賞がある。表彰式では、東京五輪組織委員会理事の田中理恵さんが賞状を各都道府県賞代表者に手渡した。 プレミアムギフト賞を獲得したのは「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」。同ギフトを販売しているサントリービールの水谷徹代表取締役は、「デフレの時に、味や素材に徹底的にこだわって出した商品でした。"この時代に高いものを売るのか?"という声もありましたが、『やってみなはれ』という社風でもあり社運を賭けて売り出したのです。いただいた方の気持ちを考えて一生懸命作りました」と語った。 地方文化交流賞を獲得したのは長野県伊那市だ。白鳥孝市長は、「全国的にはあまり知られていない伊那市に今回光をあててくれて大変嬉しく思います」と喜びを述べた。
提供元:CycleStyle
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