玩具メーカー大手のタカラトミーはトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」シリーズの大人向け商品「マスターズ・クロニクル・デッキ」を8月8日に発売する。世代を超えて人気の高いタイトルだが、大人向けとしての商品リリースは初となる。
これはシリーズ第1弾登場時に小学生だったユーザーは現在20代になっていることから企画された。子供の頃に遊んでいたユーザーに向けて、開発した。当時の記憶を呼び起こさせるデザインの採用などが特徴になっている。

「デュエル・マスターズ」は2002年の発売以来、約50億枚を出荷したロングセラー商品である。高い戦略性と対人戦の駆け引きの奥深さ、そしてカードを揃えていくコレクション性が大きな魅力で、幅広い年齢層に支持されている。
「デュエル・マスターズ TCG マスターズ・クロニクル・デッキ」は大人のユーザーを対象にすることから、パッケージにスタイリッシュなデザインを採用した。新規収録のカードも第1弾発売当時の風合いを持たせている。以前プレイしていたユーザーは思わず郷愁に駆られてしまうだろう。

リリースに先駆け、ユーザー同士の交流の輪を広げるイベントも展開する。8月1日にはシリーズ初の大人向け大型公認イベント「デュエル・マスターズ グランプリ-1st」がエルフォルタアリーナ八王子にて行われる。
イベントでは1000名を超える参加者によるグランプリ本戦に加え、サブトーナメントや豪華アーティストのサイン会など魅力的な企画が揃った。
「マスターズ・クロニクル・デッキ」は、全国の玩具専門店やカードショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト・タカラトミーモールほかにて取り扱う。「ボルメテウス・リターンズ」「ロマノフ 煉獄からの復活」「サバイバー進化論 α to Ω」の3種がラインナップされ、価格は各1800円（税抜）となる。販売目標は初年度20万個としている。
[高橋克則]