8月22日、都内にて『TOKYO ICHIBA PROJECT 東京いちばセミナー』が開催された。
同イベントは、東京都中央卸売市場が主催となり、都内在住の親子を対象に、築地市場の現状と、豊洲への移転に関する情報を伝えるために実施されたもの。 会場となった、築地市場内の第四会議室には、15組30名の親子たちが集合。さらに、“TOKYO ICHIBA PROJECT”の応援団長を務めている、タレントの清水国明と息子の国太郎くんも加わり、朝8時30分ごろからセミナーがスタートした。 まず始めに、TOKYO ICHIBA PROJECTの応援団長として、清水の挨拶が行われた。清水は、今の築地市場と建設中の豊洲市場を親子で見学することで、現状を肌で感じてほしいと言い、清水自身も息子の国太郎くんと一緒に、今回のセミナーに参加することを楽しみにしていたと話していた。 その後、築地市場の村上副場長が登場。村上副場長は、今から80年前に築地市場が建設されたことや、築地市場の広さ、取扱品目・数量のほか、1日当たり約42,000人が築地市場に入場していることなどを紹介。また、中央卸売市場で働いている人たちの役割や、生産者が作った野菜や果物、漁で捕れた魚介類が、中央卸売市場を経由して、一般消費者に届くまでの流れを、子どもたちが理解できるように、分かりやすく伝えていた。 続いて、新市場整備部管理課の浅倉氏が、築地市場の豊洲移転に関する概要を説明。浅倉氏は、「広い場所(築地市場の約1.7倍)。築地から近い(築地市場から約2.3km)。交通が便利(首都高速湾岸線の豊洲出入り口が側)」という3点が、豊洲への移転理由だと説明。また新しい市場は、省エネを意識し、環境を大切にした建築構造で、土壌汚染対策工事も完了しており、2016年11月上旬の開場を目指して、施設建築工事が順調に進んでいることを話した。 このあと、築地市場で働いている卸売業者が、鮮度の良い魚や野菜、果物の見分け方を子どもたちにレクチャーする時間が設けられていたり、築地市場内の見学や、バス内から建設中の豊洲市場を見学することもできた。 最後には、今回のセミナーで感じたことを「絵手紙」にするコーナーがあり、清水が絵手紙の講師として再登場。清水は、絵手紙の創始者である小池邦夫氏に師事し、絵手紙の入門書も出版しているほどで、筆の持ち方や線の描き方、色の塗り方などを、子どもたちに教えていた。 なお、「TOKYO ICHIBA PROJECT」の公式サイトには、豊洲市場に関する情報や、過去に実施された「東京いちばセミナー」の開催履歴などが公開されている。
提供元:ダイエットクラブ
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