11月29日、大磯ロングビーチ駐車場(神奈川県中郡)において、「54th SHCC Meeting at OISO LONG BEACH」が開催された。主催は湘南ヒストリックカークラブ。
戦前から1960年代のヒストリックカーを中心にしたジムカーナ大会も、今回で54回目を迎えた。快晴に恵まれた当日、会場には約100台ものエントリー車両が集合。今回も大盛況であった。 ここ数年は、往年のレーサーがゲストとして参加しているこのイベント。今回はマツダワークスとして活躍していたMr.ロータリーこと従野孝司氏と、“黒い稲妻”の異名をもつ桑島正美氏が登場。従野氏は日産『サニー』のレース仕様。桑島氏は同じく日産『フェアレディZ 432R』でデモンストレーションランを行い、多くの観客やエントラントから大きな歓声を集めていた。 エントラントに目を移すと、レディースクラスに戦前車がエントリーしていた。彼女は大学生で、オースティン『7ニッピー』に乗るお兄さん(実は彼も大学生だ)と共に、ダブルエントリーしたという。彼女はまだ免許を取ってそれほど時を経ていないにもかかわらず、戦前車を巧みに乗りこなし、今回のBest of SHCCを受賞した。 今回のコースは1分弱で完走できるように設定されており、長い直線から180度以上のターンまで含まれるテクニカルなものであった。そのレイアウトは、できるだけ観客の近くでそのターンをさせる目的を持つ。「そうすることで観客の皆さんもドライバーのテクニックを見てもらえるし、そのクルマの挙動がよくわかるでしょう」とコースを設定した主催者の一人は話す。もちろんそこには安全を考慮し、そのターンに侵入する際に微妙に速度が落ちるようパイロンを設置。かつ、サイドターンができるくらいの速度は保たせるよう、微妙な配慮がなされていた。 次回は6月5日に同会場にて開催される予定だという。
提供元:Response
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