2月3日は節分。

　節分は、立春の前日にあたり「季節の分かれ目」を意味する。語源由来辞典によると、元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日を示していた。節分に行う有名な風習は、豆まき（鬼はらい）や恵方巻き（巻き寿司）にかぶりつくものが有名。

　リセマムでは、ちょっと変わった恵方巻きや限定巻き寿司など、特別感のある恵方巻きや恵方巻きが集まるイベントを紹介する。販売日数が限られているものもあるため、本日もしくは明日の購入がお勧めの恵方巻きもある。

◆五郎巻やインバウンド巻、松坂屋上野に100種が集結

　年々盛り上がりを見せている恵方を向いて巻き寿司を無言で丸かじりする「恵方巻」の風習にあわせ、松坂屋上野店では2月1日から3日まで100種類以上の恵方巻きを用意したイベントを開催する。左右で異なる食材が入った「ハイブリッド恵方巻」や「黒毛和牛×黒豚」が楽しめる恵方巻きのほか、2015年に人気を博したラグビーW杯日本代表選手の五郎丸歩選手を想像させる「五郎巻」など個性豊かな恵方巻きが勢ぞろいする。曜日限定の恵方巻きもあるため、購入には注意が必要。

◆あまーい恵方巻きも登場「恵方巻きスイーツ」

　ホテル日航アリビラのラウンジ「アリアカラ」では、節分に合わせて恵方巻きを模したケーキ「恵方巻き スイーツ」を2月3日までの期間、1日3本限定で販売中。パティシエの遊び心がつまった、見た目に楽しく、食べて美味しい恵方巻きスイーツだという。ホテル日航アリビラが沖縄県にあるうえ、1日3本と入手難易度は高い。1本850円（税込）。

◆池袋に定番・変わり種が集結…恵方巻き特徴指南も

　東武百貨店池袋店では、2月3日まで地下2階・1階で期間限定イベント「2016　恵方巻大全」を実施する。海鮮定番からひと味違う「変わり種」、和洋菓子やパンで恵方巻きを分類し、Webサイト上では恵方まきの直径や長さも詳細に表示した。恵方巻きを選ぶ参考にしたい。女性や子どもでも食べやすいよう、「食べやすいスリムタイプ」もラインアップに加えられている。一部の恵方巻きは2016年の企画のために作られた「東武企画品」のため、数量に限りがある。

◆一流ホテルの恵方巻きはいかが、2月3日100本限定販売

　グランドハイアット東京（六本木）の江戸前寿司「六緑」では、例年即完売になるという恵方巻きを節分当日の2月3日に100本限定で販売する。松葉ガニ、穴子、数の子、菜の花、筍、玉子焼、しいたけなど、旬の特選食材をふんだんに利用し、太巻きが崩れにくいよう薄焼き卵で巻いた寿司職人の熟練技が光る六緑特製の「恵方巻」だという。

　このほか、予約が必須だった「近大マグロ恵方巻き」や都内イタリアンシェフがおくる「イタリアン恵方巻き」など、2016年の恵方巻きラインアップは種々さまざま。地域によってはまだまだ主流ではない「恵方巻き」の風習だが、今年は南南東に向かってちょっと特別な恵方巻きに一度、かぶりついてみてはいかがだろうか。