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19世紀末から20世紀初頭にかけて、演劇・芸術・ファッションで人々を魅了していた大女優サラ・ベルナール(1840/1844-1923)。彼女は、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)が一躍パリで売れっ子のデザイナーになるきっかけとなった人物です。サラはイメージ戦略の重要性に気づき、ポスターや写真などのイメージを積極的に利用して、自身のプロモーションに役立てました。また興行主としても活躍し、世界各国で公演を行って国際的な名声を博しました。亡くなった時は国民葬とも言えるような大規模な葬儀が行われたこの偉大な女優は当時の芸術界にも影響を与え、ルネ・ラリック(1860-1945)やアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1844-1901)もサラに関わる作品を残しています。またサラは、自ら執筆や彫刻の制作を行うアーティストとしての才能を発揮しました。本展はサラ・ベルナールを大々的に紹介する日本初の巡回展です。サラ・ベルナールの芸術と栄光、その社会的影響を、写真、肖像画、ポスター、そして、ミュシャ、ラリック、ロートレックなど同時代の作品を通じて再発見し、その足跡を辿ります。
本イベント提供者
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