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【開催概要】
第9回シアター・オリンピックス 日本/ロシア共同開催 テーマ Creating Bridges 日本開催 2019年8月23日(金) ― 9月23日(月) 芸術監督 鈴木忠志 会場 利賀富山県 利賀芸術公園 黒部宇奈月国際会館 「セレネ」 前沢ガーデン 野外ステージ(YKK) ロシア開催 2019年6月 ― 11月 芸術監督 ヴァレリー・フォーキン 会場 サンクトペテルブルク 【シアター・オリンピックスとは】 鈴木忠志、テオドロス・テルゾプロス、ロバート・ウィルソン、ユーリ・リュビーモフ、ハイナー・ミュラーら、世界各国で活躍する演出家・劇作家により、1993年にギリシアのデルフォイにおいて創設された国際的な舞台芸術の祭典。 芸術家同士の共同作業によって企画されることを特徴としていて、世界の優れた舞台芸術作品の上演のほか、次世代への教育プログラムも実施される。 1995年のギリシア(デルフォイ、アテネ、エピダウロス)を皮切りに、日本(静岡)、ロシア(モスクワ)、トルコ(イスタンブール)、韓国(ソウル)、中国(北京)、ポーランド(ヴロツワフ)、インド(ニューデリーなど)と8カ国で開催されてきたが、2つの国で共同開催されるのは今回が初めてとなる。 【創設の経緯】 シアター・オリンピックスの構想は、1990年代の初め、当時、演出家・鈴木忠志が主催していた国際演劇祭で公演するために来日していたギリシアの演出家・テオドロス・テルゾプロスにより提案されました。 当時、テオは危機感を抱いていた。米ソの冷戦が終わって、これからは希望が持てる世界になるのではないかと思っていたら、逆に東欧だとか、ギリシアに近いあちこちで民族紛争が噴出していた。そうしたなかで、演劇人は連帯して人類の未来のために頑張らなくてはいけない、と。こうした感覚というのは、やはり日本にいると鈍くなります。鈴木は、多くの海外の人たちともつきあっているので、そうした問題意識も実感としてわかるところがあったのだと思う。 (斉藤郁子<初代シアター・オリンピックス国際委員会事務局長・故人>「SCOTの軌跡を語る」より) テオドロス・テルゾプロスと鈴木忠志の呼びかけにより、アメリカのロバート・ウィルソン、ドイツのハイナー・ミュラー、ロシアのユーリ・リュビーモフ、イギリスのトニー・ハリソン、スペインのヌリア・エスペル、ブラジルのアントゥネス・フィーリョが参加して1993年の夏、ギリシアのデルフォイにおいてシアター・オリンピックス国際委員会が創設されました。そして1995年、アテネ、デルフォイ、エピダウロスで第一回シアター・オリンピックスが開催されました。 国際委員の共同作業により、シアター・オリンピックス憲章がつくられ、詩人でもあるトニー・ハリソンの発案で“Crossing Millennia(千年紀を過ること―過去と未来の相互交流)”というサブタイトルを定めました。また、ロゴは美術家でもあるロバート・ウィルソンによってデザインされています。 本イベント提供者
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