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規格外の稀な人を追って日本全国を駆け巡る稀人ハンター・川内イオが、自由なアイデアと行動力で世界に突き抜けた稀人(マレビト)を招いてお送りする「稀人アカデミア」。 今回は、カカオの選別からチョコレートの製造・販売までを一貫して行なう「Bean to Bar」で日本を代表するメーカー「Minimal」の代表・山下貴嗣さんをゲストにお迎えします。
———OVERVIEW——————— 【日時】 2019.05.23(木) 19:00〜21:00(開場18:30) 【スピーカー】 山下貴嗣 (Minimal - Bean to Bar Chocolate 代表) 【モデレーター】 川内イオ(稀人ハンター) 【参加費】 大人2000円、大学生1000円、高校生以下無料、小中高生同伴の場合は大人500円 【定員】 30名 ——————————————— 僕、川内イオが山下さんの取材に行ったのは2017年6月。その時に「Minimal」のチョコレートをいくつか試食させてもらったんですが、口に含むたびに、「おお!!」と驚きの声をあげてしまいました。一般的なチョコレートは製造の過程でミルク、バター、香料などを追加するのに対し、「Minimal」が使うのは粗挽きにされたカカオ豆と、甜菜由来の砂糖のみ。余計なものを一切加えていないから、カカオの産地によってまるで味が違うんです。 山下さんは、職人ではありません。慶應大学卒業後、経営コンサルティング会社に就職し、東証一部上場を経験するという、いわゆる「エリート街道」を歩んでいました。ところが、ある人が個人的につくっていたクラフトチョコレートに一目惚れし、会社を辞めて「Minimal」を立ち上げました。「ある人」とは現在、製造責任者を務める朝日将人さんです。 山下さんはカカオ豆の買い付けを担当していて、1年のうち数カ月はアフリカ、中南米、東南アジアなどに足を運んでいます。最初の頃はまるで相手にされなかったそうですが、現地に通い、生産者と密にコミュニケーションをとるなかで次第に仲間が増えていきました。山下さんは生産者を「アーティスト」と表現し、市場価格の約3倍の値段で買い付けます。 このカカオを使い、産地のテロワールを豊かに表現した「Minimal」のチョコレートは、日本のメーカーとして初めて「インターナショナル チョコレートアワード 世界大会2017」で最高賞の「ゴールド」を受賞しました。 チョコレートといえば、大人も子ども大好きなお菓子ですが、山下さんはそこに大きなポテンシャルを見出して、現在4店舗を経営するまでに事業を拡大しました。 キーワードは、クラフト(手作り)、フェア(対等)、クオリティ(質)。 今回は、特別に「Minimal」のチョコレートを試食させてもらいながら、この3つのキーワードを中心に、山下さんの仕事や哲学について掘り下げます。4/23から5/16まで中南米に買い付けに行っているそうなので、ホットな話が聞けそうですね。 ※イベント後には、即売会も実施します。 ※参加希望の方は、あらかじめ僕が書いた記事【山下貴嗣「“日本人の強み”が生きるビジネスはチョコレート作りだった】を読んできてください。 https://bunshun.jp/articles/-/3139
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