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ATELIER MUJI GINZA Gallery1では、モダンデザインの歴史上、もっとも長く生産が続けられられている一脚の椅子を原点に、その“DNA”を未来へ繋ぐ50脚を展示いたします。ものがたりの始まりは、曲木技術によって量産の礎を築いた「トーネット」社の1859年モデル「No14」。それは、ムダを削ぎ落とした構造とデザイン、ノックダウン式によって輸送コストもミニマムに抑えた、当時大きな驚きをもって迎えられた椅子でした。「No14」は今年、誕生から160年を迎えます。
本展では、椅子が一つの生命体であるとイメージし、曲げの技術から生み出された50脚を通じて、その“DNA”のネットワークの視覚化を試みます。デザインのアーキタイプ(原型)とバリエーション、リミックスや逸脱のモデルが一堂に会す稀な機会でもあります。脈々と続く椅子の「生命の木が」読めてくると、「新しい」デザインの見え方も変わってくるのではないでしょうか。消費されない、長く生き続ける「もの」の秘密について皆さんとともに考える機会を持てれば幸いです。 本イベント提供者
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