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1869年に早矢仕有的が創業した「丸善」は、おかげさまで、2019年1月に150周年を迎えました。これを記念し、このたび、丸善雄松堂は、これまで支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちを込め、連続講演会を開催いたします。当講演会では、「人はなぜ、まなぶのか」をテーマとし、様々な分野の研究のトップランナー11名を講師にお招きして、人生100年時代を生きるまなびについてご講演いただきます。いつの時代も「知」に寄り添い、人の心と、その道程の先に知を鐙(とも)すことをミッションとする当社がお届けする、「11のまなび」をご堪能ください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【第6回】「正倉院宝物と聖語蔵経巻の魅力 / 天平写経と一切経 -その魅力に迫る-」 内容:〈正倉院宝物と聖語蔵経巻の魅力〉飯田 剛彦氏 正倉院には、聖武天皇御遺愛品を中心に約9,000点にのぼる宝物が1250年以上の時を超えて残され、天平の精華を今に伝えている。また、同構内には、隋・唐からの舶載経や、光明皇后発願による五月一日経など、約5,000巻を数える聖語蔵経巻も保管されている。今回は、秋の展覧会の内容も踏まえつつ、正倉院宝物や経巻の魅力についてお話しすると共に、丸善雄松堂と正倉院事務所が進める、聖語蔵経巻のデジタル化プロジェクトを紹介したい。 〈天平写経と一切経 ―その魅力に迫る―〉落合 俊典氏 正倉院聖語蔵に秘蔵されている天平写経は、文化を愛好する人々の垂涎の宝物であると言っても過言ではないだろう。筆者は堺市の郊外にある古刹を訪問した折、奇しくも光明皇后五月十一日経を手にすることができた。巻末の識語(奥書)が無かったことから平安後期から鎌倉時代の写経と想定されていたものである。もう一例挙げれば、個人蔵の奈良写経本が敦煌本と類似することから詳しく調べると梁の武帝の著とされていた戒律の本であった。 このように今でも貴重な古写経が眠っている可能性が高いのが日域である。本講座では天平写経の魅力を「一切経」という視点から掘り下げていく。 参加費:無料 定員:200名 講 師: 〔前半〕飯田 剛彦氏 (宮内庁正倉院事務所保存課長、奈良女子大学大学院客員教授) 〔後半〕落合 俊典氏 (国際仏教学大学院大学 理事長、日本古写経研究所所長) ■ 詳細情報/お申込み 「丸善」創業150周年記念連続講演会 知を燈す11のまなび特設サイト http://150th.maruzen.co.jp/manabi11/ ■ お問合せ 丸善雄松堂株式会社「150周年記念連続講演会」事務局 manabi11@maruzen.co.jp までお願いいたします。 本イベント提供者
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