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“カランドリエ”とは、フランス語で暦(カレンダー)を意味します。19世紀末のパリで活躍したアルフォンス・ミュシャは、広告デザイナーとしての仕事のうち特にポスターで有名ですが、実はカレンダーも数多く制作しています。ミュシャの代表作のひとつ《黄道十二宮》も、当初はカレンダーとして制作されたものです。本展では、当時の人々の暮らしを彩ったアール・ヌーヴォーのカレンダーの数々を、習作とともに一挙に公開します。
また、その月その季節にふさわしいミュシャの作品を、12の月の流れに沿って紹介します。装飾パネル《四季》をはじめとした春夏秋冬にまつわる作品、クリスマスやハロウィンといった行事をテーマとした作品、さらに「ミュシャと妻マルシュカの結婚記念日」や「1900年パリ万博開幕日」、「サラ・ベルナールを讃える日」など、ミュシャの生涯における重要な日にも着目し、知られざるエピソードを交えながらミュシャの人物像にせまります。また、ミュシャが生きた時代の大阪・堺にも目を向け、明治期の堺の商店が配布していた暦と引札(広告チラシ)も紹介。東西の多彩な暦の世界をご堪能ください。 本イベント提供者
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