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当館の収蔵品の多くを占めるのは、公募展「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」に関係する作品です。新進作家の発掘と顕彰を目的として1999年の開館当初から継続する本公募展は、作家たちの制作活動にささやかながら寄与できるよう、また同時代に生まれたばかりの原石のような美術作品を守り伝えていくために、審査による表彰と受賞者の個展、受賞作品の収集をおこなってきました。
コンクールや賞レースは作家たちにとって一種の挑戦の場です。キャリア形成の基盤となったり、これまで築いてきた表現活動をまとめ上げる機会になったりと、画歴のターニングポイントとして位置付けられることも少なくありません。本展は、本公募展をきっかけに収集した作品を基点として、5名の作家たちの展開をご紹介するものです。それぞれが紡いできた複雑で膨大な創作活動のごく一部にすぎませんが、約10~20年という時間のなかにおける変化/不変性と多様性から、人の生み出す表現の可能性をみることもできるでしょう。 本イベント提供者
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