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日本芸術センター主催の自主制作映画コンペティションで見事入賞した過去の作品を一挙公開。時代の「今」を切り取った作品を是非御鑑賞ください。
今回上映の作品は、「アトムの欠片」 監督 香田卓也 です。 以下、スタッフ感想。 見終わった後に解釈を誰かと確認したくてたまらなくなる映画です。それくらい、意外性のある展開のストーリー構成になっています。 タイトルにもあるように物質の最小構成単位である原子について、説明や描写が何度も登場してきます。 印象的なのは、物質が消えてもそれを構成する原子は残るという内容。客観的な事実をここまでの物語として展開させる、制作者の構成力には脱帽します。 映画の中にところどころ流れてくる音楽が、登場人物の感情や状況を見事に表現しており、気づけば感情移入していました。 特に、少年が自分の興味のある化学について気持ちをワクワク踊らせている場面は、観る人の子供時代に自分が何かに夢中になっていたことを思い出させる力があります。 また、登場人物たちのセリフの中には、観る人に何らかの気づきを与えてくれるものがあります。 その中の一つに「知識を身につけることより大事なことはその知識を実践すること。 そしてそれが人々の役に立つこと」というものがあります。 教育に携わる人、勉強の楽しさを子供に教えたい親、昔何かに夢中になっていた大人、そんな色んな人たちにぜひ観ていただきたい映画となっております。 本イベント提供者
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