注目度:0.88
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名 称:北御堂ゼミナール
日 時:2018(平成30)年3月8日(木) 18時00分~19時15分 会 場:北御堂 大阪市中央区本町4-1-3 06-6261-6796 テーマ:「建築家 岸田日出刀と北御堂」 ~造型意匠の権威が設計した 戦後の大阪に求めた新たな寺院像~ 講 師:倉方俊輔氏/建築史家 大阪市立大学大学院工学研究科准教授 生きた建築ミュージアム大阪実行委員会委員 内 容: 「寺院の形が変化するとしたら、それは信心が過去のものではなく、現代の生活の中にあるからだ。」 (『生きた建築 大阪』より) 御堂筋の名前の由来となり、船場商人をはじめとする、大阪の町の人々の信仰を南御堂とともに一心に集めてきた北御堂。 1945年の大阪大空襲により本堂や書院など、江戸時代の木造伽藍はことごとく灰燼に帰しました。 しかしながら1964年、寺院としての本来の信仰基盤や機能を保持しつつ、従来の木造建築に代わり、ホールや事務所などの都市的な施設を併せ持った鉄筋コンクリート造瓦葺・陸屋根地下1階付6階建という、近代建築へと大きく形態を変容させました。 そこで、御堂筋完成80周年を記念して、日本建築学会会長、東京オリンピックの施設特別委員長などを歴任、弟子の丹下健三を国立代々木競技場の設計により世界的建築家へと押し上げたことで知られ、現在の北御堂の伽藍を設計・具現化した、建築家・岸田日出刀氏の目線を通して、寺院としての北御堂を深く掘り下げ、伝灯(伝統)とは何か、現代に生きる信仰とは何かを垣間見ていきたい。 本イベント提供者
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