注目度:1.04
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清須にゆかりのある作家を紹介するシリーズの第5弾となる本展では、当市に工房をもつセラミックデザイナーの岡崎達也(1976-)を取り上げます。温かみのある色合いと丸みを帯びたフォルムのスパイスケースや、りんごと洋なしの形をしたシュガーポット。彼の陶磁器は、愛らしい見た目だけではなく、自身が感じた日常のちょっとした不便さや気づきをもとに、使い手と同じ目線でデザインされているので、持ちやすく、使いやすい。岡崎は、手間や丁寧さが求められるものは「鋳込(いこ)み」という石膏型をつかった技法を用いて工房でひとつずつ手作業を行い、メーカーの技術が必要なものは工場に依頼するなど、それぞれの利点を生かして製作方法を変えています。
本展では、MoMA Design Store NYでも販売された《pomme sugar pot》や《swing spice case》などの代表作から本展に向けて制作した最新作までを展示します。わたしたちの生活にそっと溶け込み、日常に寄り添ってくれる彼のデザインの数々をお楽しみください。 本イベント提供者
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