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東京生まれ世田谷育ちの竹上妙さんは、多摩川でカエルの卵や雑魚捕りにトキメキ、観察会や自然遊びを満喫する幼少期を過ごします。和光大学3年在学時に町田市内に転居。里山など生活の中にある身近な自然に親しむ環境から作品を生み出してきました。
同じ頃、絵とは違い見たものとは逆の形が現れる版画の技法に、魚捕りと同じトキメキと手応えを感じて、卒業制作で初めて木版画に挑戦。作品のテーマに長野の山で放牧されている牛を選びます。暗闇で感じる怖ろしいまでの「いきもの」の気配、じっとこちらを見つめる力強い視線を大型木版作品「動き出したら」として発表。以来、作品の主要テーマとして追い続ける「みたらみられた」は、2021年に絵本になりました。 本展は、町田市内の緑に囲まれたアトリエで創作活動を続け、里山の豊かな自然とそこに暮らす小動物や野鳥、昆虫たちに温かいまなざしを注いで作品化してきた竹上妙さんの絵本を中心に紹介する初めての展覧会です。竹上作品のおおらかで力強い表現と豊かな色彩にあふれる「いきもの」の世界をお楽しみください。 本イベント提供者
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