P＆Gは、男子テニスの錦織圭選手と卓球女子日本代表の石川佳純選手を起用した新CMを5月16日より放送する。8日、母の日に行なわれた発表会に、石川選手が母親とともに登場した。

錦織選手と石川選手が母親への“感謝”と“思い出”を語る新CM。P＆Gが展開する「ママの公式スポンサー」キャンペーンの一環として制作された。

発表会では新CMのお披露目をかけて石川選手による卓球版ストラックアウトを実施。『お母さんありがとう』という9文字が卓球版にパネル形式で並べられており、石川選手がすべてのパネルを打ち抜くことができれば、CMを見ることができるルールだ。


安定した打球で見事打ち抜き、CMが会場限定で流れた。石川選手は、錦織選手について「普段TVでは見れない面を見ることができた」と新たな一面を見出した。

松岡さんは錦織選手の母親について、「（錦織選手の）お母さんはいつも見に来てくれた。でも、決して前に出てこなかった」と献身的な姿勢についても振り返った。

イベント前日の7日には、マドリード・オープンの男子シングルス準決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手と対戦した錦織選手。松岡さんは錦織選手の等身大パネルに向けて熱く話しかけた。

「昨日は惜しかったな！マッチポイントも諦めずに本当に頑張った。あと一歩のとこでした。そこまで来ている。佳純選手も世界選手権であと一歩のところまでいった。そこをつかむために何が必要か、圭選手に言ってやって」

矛先が石川選手に向くと、「私は勝ちきる勇気がまだまだ世界選手権のときは足りなかったので、リオ（五輪）では勝ちきる勇気や、自分自身に勝ちきる思い切りを大切にしていきたいと思っています」と自身の体験に即して答えた。


松岡さんは錦織選手にだけは“母親”のような気持ちで接してしまうという。

「他の選手は一緒に戦っている気持ちで、見ていても緊張はないんですが、彼の試合だけはできれば生で見たくない。なるべく録画して、結果を知ってから圭の試合を見たいというのが本心です。彼はジョコビッチに近づいているよ。あんなに頑張っている姿を見ると、感極まる。グランドスラムにまた一歩近くなったと思いますよ」