世界で戦うためには何が求められるのか。世界大会を経験した元サッカー日本代表の前園真聖さんと、フィンスイミングのワールドカップ(W杯)マスターズ大会に出場したお笑い芸人のじゅんいちダビッドソンさんが語った。
アマチュア5人制サッカー大会「F5WC 2016-2017」が10月より開催される。日本での一般参加者エントリーが7月25日に始まった。 日本を背負って世界で戦うというのは、どう言った心情なのか。第1回大会よりF5WCのアンバサダーを務めている前園氏は、「緊張感のある大会でやれるのは幸せなこと」と明かした。 「普段からそういったモチベーションを保つのは大切。世界のレベルを肌で感じる機会はそうない。そのプレッシャーをモチベーションに変えていた」 「海外の選手との真剣勝負を、『日本代表だから』といってプレッシャーに感じるのではなくて、自分たちがやってきたことをどれくらい出せるかという楽しみに変えてやってほしい。プレッシャーを感じると自分のプレーが小さくなってしまう」 6月に開催されたフィンスイミングW杯マスターズ大会に日本代表として出場し、銀メダルを獲得したじゅんいちさんは、「日本国内の大会は運営がしっかりしているが、海外は運営がずさんだったりする。僕はリレーで銀メダルを獲得したが、個人の方でも狙っていた」と口を開いた。 エントリー表では、当初3組の5コースだったじゅんいちさん。だが、レース直前に2組の3コースに変えられていたという。 「僕だけフィンがない、水着も着ていない。3分以内に準備できないと失格になってしまうという状態に陥り、前日までに念密に練っていたプランもまっさら。何とかレースには間に合ったが、ダメだった」 こう語ったじゅんいちさんに、前園さんは教訓を付け足した。 「世界では想定外のことが起きる。そういう時に自分の力を出せる、メンタル的に動揺しないことが、サッカーもそうですけれど必要なんだということを言いたいっんだと思います」 大事なところを言われてしまったじゅんいちさんは、「これからそういう大事なことを言おうと思ったのに、なんで言うんですか」と文句をこぼし、会場の笑いを誘っていた。
提供元:CycleStyle
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