ホンダブースで異彩を放っていたのは『X-ADV』(参考出品、市販予定車)だ。昨秋のEICMA2016(イタリア・ミラノショー)で初披露したニューモデルで、エンジンはNC750系の水冷SOHC4バルブ直列2気筒745cc。
マニュアルトランスミッションの構造をそのままに、クラッチとシフト操作を自動化した「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」が組み込まれ、イージーライディングが楽しめる。 ストロークの長い41mmカートリッジ式倒立フォークやリアサスペンション、U字断面のアルミ製スイングアームが与えられている足まわりは、ワイヤースポーク式のホイールがセットされ、フロント17、リア15インチのサイズ。 メーターまわりもラリーマシンのような雰囲気で、ハンドルはテーパーアルミバー。「アドベンチャースクーター」とでも言おうか、少しくらいならダートも行けますよっていうムードが面白い。公式プロモーションビデオでもオフロードを元気よく走っているから、実際のダートライディングがいまから楽しみだ。 ヘッドライトをはじめとした灯火類はLED式で、エッジの効いたスタイルといいすべてが近未来的。ウインドスクリーンは5段階で調整可能で、高速道路のクルージングも快適なはず。 広いメットインスペースがシート下にあり、スクータースタイルならではの利便性も魅力。このチャレンジングな1台。国内発売も間近なようだ。
提供元:Response
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