ニュルブルクリンク24時間レースでクラス3連覇を目指すSUBARU(スバル)は、東京・恵比寿にある本社イベントスペースSUBARU STAR SQUAREにてパブリックビューイングを実施。3連覇を目指しファンが応援を行っていたが、衝撃的なシーンが飛び込んできた。
90号車「SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2017」は、予選でクラス3位となり、決勝は2~3位の順位で順調に周回をこなし、残り3時間でラストスパートをかけていた。パブリックビューイングは夜8時から開催され、そのラストスパートを、事前の抽選で選ばれたファン120人で応援し、3連覇を祝う予定だった。 しかしパブリックビューイングが開始される直前に、WRX STIが炎上してしまった。ドライブしていたカルロ・ヴァンダム選手は冷静な判断でマシンを止め、車両から離れたため怪我は無かった。 パブリックビューイングでは、ニュルブルクリンクをスバルのマシンで何度も走行している吉田寿博選手が解説を行っていたが、現地の状況が伝わらない中、炎上してしまった原因の考えられることを解説し、ファンも固唾を飲んで中継映像を見ていた。 SUPER GTのパブリックビューイングで解説を行う松田晃司選手と、MCの濱田恵梨子さんが今回は現地ニュルブルクリンクに飛び、スバルのライブ中継で解説やインタビューなどを行っていた。また86BRZレースでスバルチームの一員として活躍する久保凛太郎選手も、ファンとともに中継を見守った。 3連覇を目指していたスバルと応援するファンは落胆もしていたが、解説の吉田選手は、「なかなか3連覇って難しいね。ニュルのレースは完走するのも難しいし勝つのも難しい、そういう難しさを知ってもらえたのではないでしょうか」と感想を述べた。 最後は総合優勝したアウディ「R8 LMS」やスバルと同じクラスでライバルとして戦ったToyota Gazoo Racingのレクサス『RC』の完走を讃えて拍手が起きた。
提供元:Response
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