東京・台場で10月11~13日に開催される「Tokyo Motor Fes 2014」(日本自動車工業会主催)。9月18日の記者発表会では、自工会池会長が若者のクルマ離れについての雑感を語る姿も見られた。
「われわれの若いころは、人に会いに行くためにクルマを使ってその人の前まで行った。女性と付き合うときにもクルマが大きなツールだった。いま、SNSなどに見られるように、コミュニケーションの進化が著しい。電子デバイスで画像や映像がすぐに送れる時代、人々の行動が変わってきている。もう物理的移動を超越してしまってる」(池氏)。 「手のひらに乗るデバイスに夢中になる時代だが、物理的に行って出会うのと、行った気になるのとでは、感動が違うだろう。ここでもう一度、自由に動けるモビリティの魅力を知ってもらいたい。そのためには、自動車メーカーが勝手につくった価値観を押し付けるのでは、若い人には響かないだろう。クルマが若い人たちから離れているんだという見方もある。われわれのほうからも若い人に近づいていきたい。そんな接点の場としても、この東京モーターフェスは大事だと思っている」(池氏)。 「自動車メーカーが一方的にプレゼンテーションを行なうのではなく、来場者と一体となって盛り上がれる体験型コンテンツを集めた」(同会)という同イベント。このフェスを通して、若者たちの目にクルマやバイクはどう映るか。
提供元:Response
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