クリエイティブ市場の総合商社であるTooが、9月19日にアニメ制作技術をテーマにした総合イベント「あにつく2015」を開催する。8月19日から事前登録を開始した。
Tooはこれまでも、アニメーションやCGのプロ向け、あるいはアニメーション制作を目指す学生や一本向けのイベントを開催してきた。今回はそれをさらに発展させたものとなる。10を超えるセッションを設けた大型イベントとすることで、アニメーション制作とその技術の発展を支援する。 イベントでカバーするジャンルは幅広い。2D作画ソフトの運用や3Dアニメーション技術の紹介といった制作技術はもちろん、作品のメイキング、マーケットのアピール、さらに人材発掘や育成までをトピックスとする。共通するコンセプトは“アニメーション制作技術”である。 複数のセッションを設けることで、アニメーションの業界関係者はもちろん、制作を目指す学生や初心者、さらには一般の人でも楽しめるようになる。これを通じてアニメーション制作に対する関心の裾野を広げる。総合トラックは誰でも楽しめ、一般トラックはファンや学生向け、業界向けトラックは主にプロに向けたものになる。 またイベントは国内の多くの有力スタジオと協力する。それだけに登壇者も豪華だ。基調講演は「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズや『東のエデン』でお馴染みの神山健治監督が務める。2012年の『009 RE:CYBORG』でのセルスタイルのCGアニメ、3D立体視の取り組みは記憶に新しいところだ。 常に新しい技術に挑戦するクリエイターだけに、こうした場、テーマでのトークは気になるところだ。これだけでも必見である。 作品では『神撃のバハムート GENESIS』のメイキングでサブリメイションのCGディレクター須貝真也氏、 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』CGではサンジゲンが登壇する。ポリゴン・ピクチュアズの片塰満則氏が、先日、劇場アニメ化が決まったばかりの『亜人』の造型演出について語るのも見逃せない。片塰氏は『シドニアの騎士』の造形監督や『ゲド戦記』『ハウルの動く城』のデジタル作画監督しても知られている。 スタジオでは、東映アニメーション、ラークスエンタテインメント、グラフィニカセッション、トリガー、神風動画など。CGに強いスタジオ中心に注目の企業が集まった。 参加は全て無料、事前登録制となっている。話題のスタジオ、作品が並ぶのに加えて、開催場所が秋葉原駅近くのUDX GALLERY NEXTとなっており、人気になりそうだ。早めの登録が無難だろう。 「アニメ制作技術 総合イベント あにつく2015」 日時: 2015年9月19日(土) 11:00~18:30 (10:30 受付開始) 定員: 50~200名 (セッション毎に異なります。無料/事前登録制) 場所: 東京都千代田区外神田4-14-1 UDX GALLERY NEXT 主催: Too [総合トラック] ■ あにつく2015基調講演 神山健治監督 聞き手:藤津亮太氏 ■ 『神撃のバハムート GENESIS』メイキング サブリメイション CGディレクター 須貝真也 ■ 劇場アニメ『亜人』における造型演出 ポリゴン・ピクチュアズ 片塰満則 ■ 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』CGについて サンジゲン ■ 東映アニメーションセッション 東映アニメーション [一般トラック] ■ ラークスエンタテインメントセッション ラークスエンタテインメント ■ グラフィニカセッション グラフィニカ [業界向けトラック] ■ アニメーションメソッド アニメーター 数井浩子 ■ アニメーションの演出について トリガー ■ どこまでが作画でどこまでをCGで分けてるのかサミット2015 神風動画 アニメーター/ディレクター 吉邉尚希、ディレクター 水野貴信 ■ デジタル作画について サンジゲン 協力(50音順) 神風動画/グラフィニカ/サブリメイション/サンジゲン/チップチューン/東映アニメーション トリガー/ポリゴン・ピクチュアズ/社ラークスエンタテインメント 協賛 オートデスク/日本HP/ワコム/インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF) [アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
提供元:アニメ!アニメ!
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