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遠い異国、遠い過去。そこでは、我々とは全く違った文化を持った人々が、我々とは全く違った常識に従って、我々とは全く違ったことを考えながら生きています。我々の「当たり前」は彼らの「当たり前」ではなく、彼らの「当たり前」は我々の「当たり前」ではありません。自分たちとは異なる「当たり前」に触れることで、自身の「当たり前」を疑うことが可能となる――これこそが、歴史学の醍醐味の1つです。
この講義では、「民族」と「帝国」の2つのキーワードを軸にしながら、19世紀のアゼルバイジャンに関する諸々を紹介していきます。そこでは、どのような制度のもとに、どのような政治が行われていたのでしょうか。人々の生活はどのようなものだったのでしょうか。そして、人々は、どのようなことを考えながら暮らしていたのでしょうか。 アゼルバイジャンの歴史から得られた知見をもとに、様々な「当たり前」を疑ってみようと思います。例えば、――あなたは、日本人ですか? 日程:2020年2月1日(土)、2日(日)13:00〜16:30 会場:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口より徒歩5分) 参加費: 各日程 予約2,500円 / 当日3,000円 2日セット 予約4,000円 / 当日4,500円 お申し込みはコチラ:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/017bwu10qc2v9.html プログラム詳細 1日目前半:帝国とアゼルバイジャン ・アゼルバイジャンとは、どこなのか? ・3つの帝国の狭間で――イラン、オスマン、ロシア ・「異境」カフカースを統治せよ ・キリスト教化するイスラーム教? 1日目後半:民族とアゼルバイジャン ・アゼルバイジャンとは、本当にどこなのか? ・アゼルバイジャン人は、1人もいなかった!? ・ここは、どこ? わたしは、だれ? ・アゼルバイジャン人民共和国、建国直後に崩壊す 2日目前半:民族と帝国 ・民族とは、何か? ・帝国とは、何か? ・「国民国家」なる風変わりなアイディア ・帝国たらんとすることが、帝国を崩壊させる 2日目後半:民族と帝国とアゼルバイジャン ・アゼルバイジャンとは、本当の本当にどこなのか? ・石油が民族を生み出した ・「帝国」としてのソヴィエト ・「大アゼルバイジャン人」という妄想のかけら
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