オーストリア・インスブルックで開催中のスポーツクライミングの世界ユース選手権。9月2日に行われた男子ボルダリング(ジュニア)で緒方良行(福岡県連盟)が優勝した。
7月にポーランドで行われた10回ワールドゲームズの男子ボルダリングでも金メダルを獲得していた緒方。すでにシニア大会でも実力を発揮している19歳、世界ユース選手権では2015年の男子ボルダリング(ユースA)に続く頂点となった。 緒方はツイッターで「一昨年ユースAで優勝したときから、ジュニアでの優勝も狙っていたので嬉しいです。そして、去年の悔しさを晴らすことができました」と喜びの声を書き、続く2種目(リード、スピード)での活躍も期待される。2位には楢崎明智(栃木県連盟)が入った。 スポーツクライミング日本代表は1日に男子ボルダリング(ユースA)で土肥圭太(神奈川県連盟)が2位、田嶋瑞貴(三重県連盟)が3位で表彰台に立ち、ボルダリング大国日本をアピールしていた。ユースAの優勝はイタリアのフィリップ・シェンク。 また、女子ボルダリング(ユースA)は16歳の白石阿島(あしま)が制している。2015年・16年は女子ユースBに出場し、2年連続でボルダリングとリードの二冠を達成していた。 日本人の両親を持つ白石は米国ニューヨーク在住で、日本と米国ふたつの国籍を持つ。先月はリード種目でクライミング・ワールドカップ(W杯)デビューを飾り5位となった。W杯と今大会ともに米国代表として参加しているが、2020年東京五輪では日米どちらの代表選手を目指すのか注目を集めている。 世界ユース選手権は10日まで。最終日はコンバインド決勝(ユースA)を行う。
提供元:CycleStyle
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